近江牛焼肉、近江ネギ焼き、ピーマン焼き、チンゲン菜のナムル、山上のお漬物(日野菜、白菜と大葉)、チューハイ、酒。
近江牛は近江八幡のカネ吉山本で購入したもの。手前から100gあたり、900円、1,150円、1,250円とグラデーションになっている。細かい部位は表記がなく不明。経験則だと価格と美味さが平等でないパターンが多いのだけれど、今回の近江牛については値段順に均等に美味くなっていった。総じてサシが強いのに脂のアタックがほとんど無く、非常に日本人的で美味い。
お漬物は同じく近江の山上。日野菜はカブを先祖返りさせたような感じで、辛子の風味がして大変美味い。一度にたくさんは食べられない。
サシが強く脂っこいのかなと思い、大根おろし、少量のレモンの絞り汁、醤油で食べてみたが、薬味が邪魔をするだけで必要無いことがわかった。次にわさびと醤油で食べてみたが、わさびすら邪魔だと感じてしまった。生醤油のみで食べて、口が少し飽きたら日野菜の漬物をかじるのが一番良い。次点でいうと辛子醤油なんかが合うのかもしれない。
生醤油のみで食べてみて、これ以上口に何があったら嬉しいかなと想像してみたら、その結果は砂糖だった。近江牛はすき焼きで食うのが一番向くのかもしれない。
かといって、お気に入りの京都市南部の焼肉のたれでも食べてみたけど、肉の繊細な風味をどうにも邪魔しているようにしか感じられない。松阪牛も飛騨牛もおいしくいただけたので万能なタレだと思っていたんだけれど、近江牛はほんとうにシンプルな味付けを好むのだと思った。
近江ネギは驚くくらい太いので焼くのに時間を要したが、焼き上がれば中はトロトロで大変美味しゅうございました。こいつはタレで食うのが一番美味かった。