飛騨牛のクズ肉をかなり甘味を抑えた割下と大根おろしですき焼きにした。焼かない魯山人すき焼きと言うか、適当に作った辛口の牛鍋と言うか。近江ネギとエノキをザクに。
どぶろくは奈良県の今西酒造のもの。注意して開栓したが0度保管していたこともあり爆発は全くせず。
ほぼお粥なので、炭酸で割って飲んだ。虎マッコリのようで美味い。甘味の全く無いカルピスソーダ。
美味いんだが、粒感が強すぎてやはり辛い。良い経験ができたが、今後この手のは普通の濁り酒にとどめ、どぶろくは遠慮することにする。
このどぶろくは先週の金曜に妻子が帰ってこないことに腹を立て、土曜に日本最古かつ日本酒の神社である奈良の大神神社まで片道150kmを走ってお参りしてきた時の戦利品であった。
お札とお札立ても買った。というか、告白すると事前にWebで見た大神神社のお札立てがあまりにキュートだったので矢も盾もたまらず欲しくなってしまい、レンタカーを借りて奈良まで走ってしまったのだ。
酒用の冷蔵庫に飾ってある。伊勢参りで購入したミニ樽酒が先客で鎮座しており、神様同士かち合わないか心配したが、調べたところによるとそもそも天照大神を宮中から外地に最初に祀ったのが大神神社の近くにある檜原神社であり、最終的に伊勢神宮に祀られたとのことであるので問題は無いだろう。アルファとオメガのようなものだ。
俺はキリスト教徒なのでこうやって神道のお札を飾ることは微妙と言えば微妙な行為であり躊躇があったが、きちんと敬意を払い、双方に失礼が無ければ良いだろうと判断した。ドルイド教と融和したケルト系キリスト教のような例だってある。
とても清々しい気持ちである。これからも我が家とお酒を守っていただきたい。